【週報】平成16年6月2日 第896回例会 第886号
会長:海内 栄一 副会長:柿沼 常夫 幹事:須藤 宰 会報委員長:井田 健爾
<2003−2004年度テーマ>

手を貸そう RI会長 ジョナサン・マジアベ/地区ガバナー 戸田 一誠
フェローシップを発揮しよう! クラブ会長 海内 栄一

本日の卓話
 
「青春の思い出の名曲」
 

 
マンドリン・大正琴奏者 宇都宮 積善様
 
       
(紹介者:粕谷 良三君)

次回卓話予定
 「ワインの上手な楽しみ方」
 

フランス料理店オーナー・ソムリエ吉田 照雄様
 

       
(紹介者:柿沼 常夫君)
【6月のお祝い】誕生日おめでとうございます。
上原 洋一君 18日 野田 證二君 29日

前回の記録
【会長報告】<海内 会長>
 本日の卓話は週報にありますように交換留学生経験のあるJICAの高橋さんと上智大学博士課程の市原さんです。交換留学の意義や経験についてお話しいただくことになっております。そして、市原さんがアメリカ・オハイオ州でお世話になったGeorge Ha1e、Kyleen Haleご夫妻もお見えになっております。

Welcome Mr. and Mrs. HALE.

 ジョージ・へイルさんは6690地区ガバナーエレクトでいらっしゃいます。関西世界大会ご出席の為来日されたそうです。
ここで当クラブ出席の記念としてバナーをお渡ししたいと思います。


ジョージ・へイル氏と海内会長

Mr. HALE please come here. I would take you our banner.

 さて、先週の理事会で世界大会の参加者について報告されました。出席会員29名、奥様13名との事でした。オンツー関西委員会の山尾さん、横山さんには大変ご苦労をおかけしています。もう少しですのでよろしくお願いいたします。

 
【幹事報告】<須藤 幹事>
お蔭様で名簿の原稿が無事揃いました。ご協力有り難うございました。
アスカRCの豊田会長より「Lend a Hand」のバナーを皆様に頂戴いたしました。
豊田様、お礼申し上げます。
次回の例会は 6/2(水)です。5/26 は休会です。
今年度各委員長は、下半期事業報告書を6/23迄に幹事・須藤に提出して下さい。

【委員会報告】
《親睦活動委員会》
−山尾 委員長−
 ご贔屓をいただいております「思いやり亭」もいよいよ6月をもって店じまいとなります。感謝をこめて今回は盛大に「東京ベイクルージング・シンフォニー」を開催します。
6月23日18時半から日の出埠頭から出港します。大勢の会員、ご家族の参加を親睦委員一同お待ちしています。
 尚、会長・幹事、各役員の方々の一年間の慰労も兼ねておりますので、宜しくお願いします。参加確認は、6月2日の例会でご案内します。

《オンツー委員会》−山尾 委員長−
 本日例会後、国際大会にご参加の方々は、そのままお残り下さい。最終ご説明をさせていただきます。

【被選理事会・役員会報告】
《報告事項》

1.分区ゴルフ予選大会経過報告
2.沖縄地区大会、シカゴ国際大会現況報告

《審議事項》
1.100周年記念事業実行委員会・委員長、副委員長 ...承認

【来訪者】
ゲスト 4 名    ビジター 3 名
【出席報告】
総数 54名, 出席 38名, 欠席 11名, 出席率 77.
55%
 (休会 3名、免除 2名)
第893回 修正 2名欠席 , 出席率 95.
91%
 
【ニコニコボックス】

■東京足立RC・清水 正雄様
同じ例会場でもご無沙汰ばかりしております。岩戸様には大変お世話になっております。
■市川RC・照井 親資様
久し振りに参りました。今後とも宜しくお願い申し上げます。
■鈴木君
市原様、高橋様を歓迎して。
6690地区ガバナーエレクト・ヘイルご夫妻を歓迎して。
■岩戸、片倉、藤田、天笠、遠藤、井田、古谷、須藤、松本(剛)、海内、宮村、山尾、宮沢、原田、尾泉君
「留学体験談」お二人の卓話を楽しみに。
■天笠
家庭集会第3グループの会合を楽しく行いました。その時の会費からニコニコいたします。
■松井君
このクラブに、ロータリーの決め事を守らない人がいます。その人に道で会って“ヤー”と私がいったら“ウォッス”と答えました。

■矢野、松崎
三社祭、大変盛大のうちに斎行され、無事終了いたしました。皆様に厚く御礼申し上げます。
■松崎君
三社祭では植木、海内、永井、野田、矢野さん、その他大勢の方に大変お世話になり有り難うございました。厚く御礼申し上げます。
■片岡君
松崎さん、矢野さん、また氏子の皆さん、三社祭お疲れさまでした。
■吉田、尾泉君
三社祭の宮出しを間近で見る事ができました。矢野さん、松崎さん、どうも有り難うございました。
■上野、山尾、太田君
六大学野球、明治優勝を祝して。(久々です)

■長島君

期する事があり、ホームクラブを長期間欠席しております。申し訳ございません。

前回卓話】

「留学体験談」

JICA国際協力事業団研修管理員室 橋 敦子様
〜国際ロータリーの窓から世界を見て〜
 今は衛星放送やインターネットで世界の人の本音が聞ける時代です。でも現実は固定観念がまだ大きいです。ロータリーが大きな架け橋となっているのは、待ったなしで直接に出会い、異なる境遇や背景を生き、多様な価値観を持つ人たちがそれぞれの違いを尊重しながら共存するコミュニティーを大切にしているからだと思います。
 ロータリーから私がもらった思い出を皆様に2つ紹介します。
 一つ目は、セネガルに調査団メンバーとして滞在していた時、セネガル人ロータリアンの話です。「日本という国が二つあればいい。一つは君の住むアジア、今ある日本に。もう一つは僕らの国の隣に。」 この言葉はロータリーの醍醐味ではないでしょうか。直接出逢い、お互いを知る喜びがあるからこそのプレゼントで、今でもふと仕事をしていて思い出すことがあります。「日本人ロータリー奨学生でよかった」と。
 もう一つはフランスのロータリークラブで、いよいよ帰国という最後の定例会での質問「貴方にとってロータリーって何ですか?」に、 私は「ロータリーが公園だとしたら散歩したり、ふらりと立ち寄った時、いつも会員や大先輩がいたらいいな、と思う居心地の良い集いの場、空間、帰るべき家を見つけたような気がする、そんなところです」と。 私にとってかけがえのない、今の私にとっても大事な存在です。

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・アメリカとアメリカ人
 移民によって構成された国であるため、アメリカ人の間でさえ各個人の持つ文化・価値観・生活習慣などが異なります。このように国民の間で共通して持つものが少ないことから、常に他人に配慮した話し方、接し方をし、他の文化的背景から来た者も暖かく迎え入れてくれます。誰にとっても居心地のいい国、それがアメリカです。
・アメリカ生活で大切なもの
 アメリカで生活する上で最も重要なものはジョークです。スピーチをする際にも、英語の上手下手にかかわらず、ジョークがないスピーチはほとんど誰も聞いてくれません。ジョークが言える人、話ができる人は楽しく生活でき、生き残ることができる国です。
・外国で生活するということ
 このように居心地のいい国アメリカであっても、新しく外国で生活を始めるということは忍耐のいることです。新生活を始めるにあたって伴う面倒、文化の違いから来る摩擦など、新生活を始める際には忍耐を要することが多いです。
しかしこのような過程を経て、様々なことについての理解が深まり、ものの見方が広がり、バランスのとれた考え方が持てるようになると感じます。


上智大学博士課程 市原 麻衣子様

・日本への貢献
 海外で生活をしていると、日本人としてのアイデンティティを再確認し、見つめ直す機会が多くなります。そして日本の将来を考え、危惧するようにもなります。国際親善奨学生として留学した人の多くが、自分が日本のためにできることは何だろうかと考え、自分にできることを実践しています。
・日本における人材育成
 アメリカでの大学・大学院教育と日本における大学・大学院教育は大きく異なります。アメリカの大学教育システムでは、徹底した教育を学生に与えて全体のレベルを底上げすることを目指し、優秀な学生を「作る」という発想が強いです。それに対し日本では研究の多くが学生個人に任され、優秀な学生だけが生き残れるシステムになっており、優秀な学生を「作る」という観念に乏しいです。このような日本の大学教育の中では、どうしても人材育成の点でアメリカに劣ってしまうように思われます。今後は全体のレベルアップを図る教育が必要なのではないでしょうか。
・国際親善奨学生にできること
 我々国際親善奨学生にできることは、草の根レベルの国際交流・信頼醸成です。どんなに強固な同盟や大きな軍事力によって国が守られていても、民間レベルで外国との信頼関係がなければ平和な状態は長く続きません。我々は日本の持つ良い部分と留学先の国が持つ良い部分を融合させて、より良い国作りに貢献し、他民族との信頼醸成に貢献したいと考えています。
 
地区委員会レポート −3− 】

地区職業奉仕委員会古谷 委員−

「 第2580地区職業奉仕委員会について」

 2002〜2003年と2003〜2004年の2年間、第2580地区職業奉仕委員会の委員を仰せつかっております。
 職業奉仕はロータリー活動の「金看板」だという言葉は何度も伺っておりましたが、職業奉仕というのは「どうも良く解らない」というのも多くの会員の実感ではないかと思います。地区職業奉仕委員会の役割は、なかなか理解しずらい職業奉仕を、各クラブの職業奉仕活動の情報交換を通じて、職業倫理の向上を啓蒙していくことと思っています。
  地区職業奉仕委員会の主な事業としては、7月の在京60クラブの職業奉仕委員長会と9月に沖縄で開催される12クラブの職業奉仕委員長会があり、委員長、カウンセラー、そして各分区より1名の合計6名で対応しております。

 今回、地区職業奉仕委員会で印象に残ったのは沖縄での職業奉仕委員長会でした。沖縄の各クラブの職業奉仕委員長が一様に困惑していることは、ロータリークラブの中でビジネスの話をしてはいけないことになっているので、どんな活動をしていったらいいのか解らないということでした。
 私は浅草中央ロータリークラブに入って、ビジネスの話をしてはいけないなどと一度も言われたこともないし、むしろ積極的にやったほうが良いと教えておりましたので、その違いにびっくりしてしまいました。
 なぜ沖縄ではロータリーでビジネスの話しをしてはいけないのかというと、それは1969年の国際ロータリー規定審議会の「職業宣言」の8項(事業または専門職務上の関係において、通常でない便宜や特典を、同僚ロータリアンに求めず、また与えないこと)にあるのではないかということを後で知りました。

 後日、地区協議会の休憩時間に、たまたま佐藤千壽パストガバナーに会う機会があり質問をしたところ、自身の経験を交えながら会員同士のビジネスは大いにやるべきだと励まされました。このようにクラブによって職業奉仕の解釈が違うことが「職業奉仕は解りにくい」といわれる所以でしょうが、その溝を少しでも埋めていくのが、地区職業奉仕委員会の役割ではないかと考えております。