週報タイトル

【週報】平成17年10月19日 第963回例会 第949号
会長:中村 義英 副会長:長沼 一雄 幹事:片岡 邦夫 会報委員長:藤野 勝彦

<2005−2006年度テーマ>
超我の奉仕 RI会長 カール・ウィルヘルム・ステンハマー
超我の奉仕 2580地区ガバナー 古宮 誠一
20周年を迎えて、更に大きく『愛』の輪を クラブ会長 中村 義英

本日の卓話
   「ロータリーと職業奉仕」
     国際キリスト教大学評議員
     東京千種会 代表リーダー
                小堀憲助先生

            紹介者 笹生貞介 君

次回卓話予定

       「クラブ協議会」

            古宮誠一ガバナー



前回の記録

【会長報告】<中村 会長>
・坂先生の卓話大変楽しみにしております。急遽のお願いで申し訳ございません。
・先週10年ぶりに福岡へ行って来ました。以前とは格段の差で活気ある町になっていました。東京と一緒に次の次のオリンピックに手をあげるという事も分かる様な気がしました。
・秋の長雨もようやく終わり、やっとさわやかな秋になったようです。「天高く馬肥る秋」皆さん太り過ぎに注意しましょう。
【幹事報告】<片岡幹事>
・本日は例会終了後、2階事務室にて第4回理事・役員会を行いますので理事・役員の方は出席宜しくお願い致します。
・2007年のR.I.規定審議会について、ガバナーと当審議会代表議員の戸田様から、規定審議会へ提出されたい立法案がある場合の提出方法の規定について、お知らせがきております。必要な方は事務所にてご参照下さい。
・先日お配りしたノート型の新しい会員名簿の中、園部さんのFAXの局番が間違っておりましたので、ご訂正下さい。正しくは03−5821−5161です。
【理事会報告】
<審議事項>
1.9月度会計報告……承認。
2.10月26日のガバナー公式訪問の準備の件(内容の検討/クラブ奉仕、20周年記念事業、社会奉仕、国際奉仕の4委員会の発表を中心に行う件)……会場はビューホテルの配慮で、4階飛翔の間となりました。
3.20周年記念事業の進捗状況……講師和田氏のテーマ確認危機こそ飛躍へのチャンス
4.ニコニコ前期積立金を定期預金にするか……20周年記念事業を踏まえて普通預金に据え置く
5.社会奉仕委員会−隅田公園の梅祭りに梅の古木を寄付する件……実行する方向ですすめる

<報告事項>
1.カンボジアの日本語学校の視察に際し、会員各自から文房具などの寄付を募る。
2.隅田公園の彼岸花が、9月7日(火)の朝日新聞夕刊の「花だより」に掲載されました。
【委員会報告】
《親睦委員会》−牧野委員長−
[クリスマス会の件]
・クリスマス会の日付は12月14日(水)18:30より開催いたしますので、ご予定に入れておいて下さい。
・招待状・案内状の発送は11月初旬を予定しております。
・寄付金・プレゼント景品のお願いは11月から始めます。
《職業奉仕委員会》−笹生委員長−
・10月7日(金)、北分区の職業奉仕委員長会議が、ホテルレイクウッドにて開催されました。各クラブの委員長による活動報告があり、お互いに“職業奉仕とは?”について熱心にディスカッション。その後、フリートーキングに移り、有意義な2時間を過ごしました。
《20周年記念事業委員会》−長島委員長−
・来週、例会後20周年記念事業委員会の実行委員会を開催したいと思います。尚、大会日も迫っておりますので、今後は、毎例会後、委員会を開催したいと思いますので各チームリーダーの方は必ず出席願います。

【来訪者】
ゲスト 2 名     ビジター 2 名
【出席報告】
総数 49名, 出席 37名, 欠席 9名, 出席率 80.43%
(免除 2名)
第960回 修正 5名欠席 , 出席率 89
.36%

 
【ニコニコボックス】

■宮村、斉藤、山尾、井石、遠藤、前田、大塚、上野、柿沼、植木、上原、中村、永井、長島、原田、井田、小林(博)君
・坂真太郎先生、卓話楽しみにいたしております。

■宮沢君
・結婚記念日のお花をありがとうございました。もう46年になります。家内からも皆様によろしくとの伝言がありました。

【卓 話】

        「世界遺産、能楽入門」

             観世流能楽師

                  坂 真太郎 様

 今から4年前になりますが、ユネスコに日本から能楽が世界遺産に認定されました。それまでは建造物や自然など、形のあるものが認定されてきましたが、無形の文化も認定しようということになりまして、日本からは能楽が選ばれました。その後文楽も認定されております。
 認定された一番大きな理由がおもしろいのですが、口承芸能、人類の傑作という言い方をされました。能は室町時代から約650年の歴史があるといわれておりますが、その間断絶している期間なく、その事が珍しい。
650年という歴史は世界の演劇の歴史から見ると決して長いものではありません。ギリシア劇などは、千年単位の歴史を持っていますが、あちらは一度断絶して、過去の資料をもとに復元、口承して、現在別の形で演じ継がれています。 能も、歴史の中では、戦争や災害などによって断絶の危機もありましたが、そういう中でも親から子へ、子から孫へというように、人から人へ途絶えることなく伝わっていきました。こういう歴史が世界的に見て大変稀であるという事で、それに価値を見出されて、世界遺産に認定されたといわれております。
 冒頭で「猩々」という演目を謡わせていただきました。中国では、親孝行な青年がいて、ある夜「市に出てお酒を売りなさい、そうすれば裕福になる」という不思議な夢を見ました。その通りにすると、毎晩毎晩お酒を飲んで、顔色ひとつかえないで帰る人がいる。この少年のような姿をした酒飲みの妖精、これが猩々です。 この猩々が、親孝行の青年に、酌んでも酌んでもつきることのない酒壺を与える、これが「猩々」というお話しです。
 他の演劇と違う、能の一番の特徴は、能面という仮面をつけて演じる仮面劇ということです。能面というのは、世界の仮面と比べて特殊なものです。なにが特殊かというと一番はその大きさです。仮面は大抵、人の顔より大きいものです。すっぽり顔を隠すことで、別の人格、別の生き物などに変身する、そういう意味合いが強いのです。ところが能面は人の顔より一回りくらい小さくできています。 よく小説などに「能面のような」という表現が出てきますが、能面は「無表情」「不気味な」というふうにとらえられていると思いますが、本当はそうではありません。今ここに女性の能面があります、若い女性の代表的な形のもので「節木増」といいます。実は能面というのは左右が非対象に出来ています。見る角度によって微妙に表情が違ってみえるようにした、先人の知恵です。 それで、舞台の上で1時間、2時間見ていても見飽きたという気がしません。ところがこの面のように、男性の型の面で、一瞬の表情を捉えたようなものがあります。これは狐の役などに使いますが、こういう面はせいぜい15分が限度で、それ以上見ていると退屈になってしまいます。
 能のもう一つの特徴は能装束です。今でも西陣で日本の最高峰の技術をもって作られています。こういう豪華な衣装、能面などで仕立てて舞台に上がるわけですが、舞台上での演出、演技というものは簡素で簡潔なものです。これがまた能の面白いところだと思います。
 無駄なものは極限までそぎ落として、どうしてもこれが必要だというものだけで表現をしていこうというのが、能の演出の柱の考え方になります。「省略」と「象徴」これがポイントです。同じ舞台を見た方々が、それぞれ異なった印象を持たれる、それが能のおもしろさだと思います。 しかし、とかく能は「わかりにくい」「むずかしい」と思われる原因もここにあるわけです。また謡曲もその原因のひとつでしょう。何をいっているのかわからない、たとえ聞き取れたとしても100%理解しにくいと思います。
 そこで今日は、お手許に「高砂」という謡いをわかりやすく解説をしたプリントをお配りしております。みなさんと一緒に謡ってみたいと思いますので、是非覚えていって下さい。